業績

事務から、教育・研究業績について規定の書式で提出せよと言われていたので書類を仕上げた。大学が外部評価を受けるようになるのでこうした作業は増えるだろう。面倒だが、自分のやってきたことをきっちり振り返ることは必要だ。研究だけでなく教育に関しても業績を書く欄がいくつもあるのには少し困惑したが、書けそうなことは全部書いておいた。研究と違って教育に関しては「客観的な業績」というものは存在しないのが普通なので、自己申告だ。「そんなことまで書くの?」と冷ややかに見る同僚もいるだろうが、教育に関してはかなり努力をしているという自負があるし、何も書かなければだれにもなにも判断はできないではないか。しかし評価する側は困るだろうな。

たまたま、アメリカ留学時に同じ研究室で机を並べた同期生が今どうしているかと思ってHPを訪ねて業績を見たら、思いっきりめげた。もともとハーバード出の秀才で優秀なやつだったから研究はがんばっているだろうとは思っていたが、無数に論文はでてるは本は出してるは、学会の若手の賞をとってるはで予想以上。しかもそれに加えて、「優れた教師」賞みたいなものをいくつも受賞していた。これは予想外だった。あいつは、バリバリ研究しながら、同時にちゃんと教育でも結果を出している。完敗だ。今さら追いつけるとは思わないが、スイカの皮で満足してないでしっかり研究しよう。