文豪カップ焼きそば
「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」(宝島社 2017年)
メルカリで衝動的に買って読了。
すごい本だと思う。
文体模写、というのだろうか。あの人が書いたらこんな風になるかも、ということなのだが、どうあがいたってそんな人たちがカップ焼きそばの作り方をわざわざ書くことはないわけで、つまり絶対あり得ない文章を作り上げて、うん、なるほど、こんな風に書くかもな、と思わせるのだから、すごい能力である。しかも、そもそもどんな文章を書くのか私自身が知らない人物なのに、なるほどそういう文を書く人かと納得させてしまうのだからすごい。ただただ脱帽である。
ところどころに入る挿し絵がまたいい。大漫画家がこの文豪の挿絵を描いたら、という想定で描いているのは田中圭一。味がある。
幼女戦記
Amazonプライムビデオにて。
タイトルからどんなロリコンものかと思ったが、とんでもない。痛快な戦争ものだった。第1次世界大戦の頃のヨーロッパを思わせる舞台で、魔道士などという存在を出しながら魔法の力に頼り過ぎてなくて、たいへん楽しめました。