ソーラー・マーマレード

太陽をいっぱい浴びて育ったハッサクを収穫して、太陽光でマーマレードを作ろうと思った。

 

思いついてすぐにはじめる必要があったので、事前準備は手抜き。

皮はピーラーでむいた。左右にスライドさせながらなら簡単にむけた。

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むいた皮を千切りに。

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果肉は手でグチュグチュとつぶして果汁と種を出す。

ざるで漉して、果汁は皮とともに鍋へ。種はとろみの元になるというのでティーバッグに入れてから鍋へ。

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砂糖も適当に加えて、かるぴかにセット。いい感じに弱火でぐつぐつと煮込まれる。

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途中で曇ってしまったので、太陽で2時間ほど、ガスで30分ほど煮て完成。

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苦みが少し強いけれど、おいしいマーマレードになりました。

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン

 

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF)

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF)

 
ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下 (ハヤカワ文庫SF)

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下 (ハヤカワ文庫SF)

 

 物騒なタイトルのこの本は、第二次世界大戦で枢軸国側が勝って、アメリカをナチスドイツと大日本帝国が分割統治している状況から始まる。ディックの「高い城の男」と同じ設定だが、今風にゲームとかロボットだとかの味付けがしてある。その設定を楽しむべき小説なのだろうが、話の中身はわりとありがちかも。規律を重んじる堅い将校と優秀だが落ちこぼれの兵士、帝国軍と抵抗軍、忠誠と裏切り、そういう話。

さてディックのオリジナルも読んでみなければ。

宇宙兄弟#0

 

ツタヤのレンタルにて。

これは、テレビアニメ版を観た人へのおまけという位置づけだな。

観てない人にはわからないことがいろいろと。

ああ、あの、あれだね、と補完しながら観るのが楽しい。

 

スティーブズ(完)

 

スティーブズ(6) (ビッグコミックス)

スティーブズ(6) (ビッグコミックス)

 

うめさんの「スティーブズ」が6巻で終わってしまった。

Macintoshの誕生を最後に終わってしまった。

もっと読みたかったなぁ、と思うが、
たしかにこれは「スティーブ」ではなくあくまで「スティーブズ」だったのだな。

面白かった。

さよなら、シリアルキラー

 

 

さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)

さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)

 

 

 

 Kindle版を読了。

たぶんasahi.comのオススメかなにかに載っていたのだと思う。タイトルからしてちょっと軽めの青少年向けサスペンスものかな、と警戒しつつ、ひまつぶしの一冊に選んだ。読み始めてみると、なるほど主人公はティーンエージャーで、ちょっと抜けてるけど人のいい相棒と、セクシーで勇敢なガールフレンドとともに謎を追う、という設定はいかにもありがち。けれど、起きる犯罪は深刻でグロく、稀代のシリアルキラー父親に持つ主人公をめぐる事態は急速に黒く重くなっていく。1冊目の終盤から身を乗り出すように引き込まれ、2冊目、3冊目は怒濤の一気読みだった。思った以上の満足感。日本語タイトルが軽すぎるんじゃないだろうか。

エコハウスのウソ

 

エコハウスのウソ 増補改訂版

エコハウスのウソ 増補改訂版

 

 Kindle版を読了。

タイトルが軽薄な感じで、エコハウスをうたう住宅に難癖つけるばかりの本ではないかと警戒したが、中身はしっかりとしたデータに基づいたきちんとした本だった。イメージとしてのエコではなく、本当に住みやすくかつ環境負荷の低い住宅にするにはどんなところに配慮しなければならないか、ひとつひとつ丁寧に解説されていてわかりやすい。勉強になった。

オービタル・クラウド

 

 Kindle版を読了。

前に「Gene Mapper」という作品を読んだ作者。前のは遺伝子操作技術の話だったが、今回は衛星軌道上に展開される新型衛星技術の話。高度な技能を持ちながらありふれた日常に埋没していた日本人主人公が、ひょんなことから国境を越えた陰謀に巻き込まれ大活躍するストーリー展開に、情報技術、宇宙技術、国際諜報戦に軍事アクションまでちりばめられてわくわくさせられる。トム・クランシーの「レッドオクトーバーを追え」を初めて読んだときの興奮を思い出した。